西崎寿志建築研究所



八幡浜市保内       総合児童センター設計競技案

 

八幡浜の「風土」を、ダブルスキンを特徴とした「建築」と
「園庭」のランドスケープに織り込んだ、アートフィシャルな
新しい「風景」の創出。

DATA
主催:愛媛県八幡浜市/規模:木造、鉄骨造、1~2階建
計画:2017.07


佐野市「K薬局」計画

 

佐野市内の調剤薬局の計画。
患者の「プライバシーの確保」、地域に開かれた「透明性」、施設の「高耐震性」など薬剤師であるクライアントの薬局に対する理念を受け、それらの考えが建築とインテリアのデザインに美しく、シンプルな表現として成立させる事を主題としている。さらには、交付カウンターの個室化、多様な薬剤管理に対応すべく2層に設けた調剤室、将来を見据えた無柱空間、外壁等メンテナンス頻度の低減化なども織り込み計画している。

DATA
計画地:佐野市/規模:鉄骨造2階建
完成予定:2017.03


柏の料理店計画

 

柏市内で40年続く和食を基本とした創作料理店の新築計画。
敷地は、柏駅西口、昭和の香りが残る路地の一角。将来再開発の計画もある地区に位置する。
建物は木造平屋建て、建ぺい率いっぱいに計画し、客席は二つの個室含め30席。外観は、客席部に黒い磁器質タイルを施し、ボリュームを夜の闇に消し去ることを意図し、白い壁面とエントランスのガラスの箱を浮かび上がらせ、周辺に対し品格あるお店の存在を控えめかつシンプルに表現している。

DATA
計画地:柏市/規模:木造平屋建
完成予定:2016.11


「松戸の広間の増築」計画

 

邸宅の増築計画。周辺環境へ溶込みつつも、全体として新しい風景の創出と、建物を構成する素材やディテールの追求による、内部外部共に「豊な空間づくり」をテーマとしている。
建物は、木造在来工法を基本に、壁面に合成梁を組み込んだ大開口が内外空間の一体化を図り、仕上げ材は、内外共に珪藻土やしっくいなどの左官仕上げと木製サッシなど、元来の木造建築の材料をベースに、インテリアにはガラス、アルミ、タイルなど無機質な素材を織り混ぜ、それらが既存建物をも含む建築や、空間に美しく融合させる計画としている。
施主からは、この地に「相応しい景観」を求められた。周辺の新興住宅地の風景に埋没しないことを念頭に、解として50年以上前の区画整理以前に出現しても成立したであろう、造形をイメージした。

DATA
計画地:松戸市/規模:木造平屋建
完成予定:2017.03


TPJ

 

つくばエクスプレス沿線の開発に伴い、M駅周辺の区画整理された敷地に、高齢者用住宅を含む約190戸の住居とこども園やデイサービス、クリニックなどの複合施設の計画。施設の中央には、元来この地一帯を覆っていたナラやくぬぎなどの雑木林を苗木から再生させ「人・自然・都市」が融合した環境形成を図ると共に、多様な世代が暮らす街区づくりをテーマとしている。

DATA
建設地:つくば市/規模:RC 4階建、一部鉄骨5階建
計画:2015.07


祐天寺の洋館改修

(耐震改修含むリフォーム)

 

築40年、洋館住宅の改修。クライアントのご家族は、大正時代より神戸にW.M ヴォーリズの設計した洋館住宅を所有しておられ、そこでの暮らしが原風景となりこの洋館を建てられた由来がある。

外部の意匠は変えずに耐震性能とオープンな空間の両立を図るため、ほぼ屋根と外壁のみを残し、新たに基礎、床、壁、梁を更新し、現行の基準を満たす耐震改修を行う計画である。
新しい空間構成は、オープンでシンプルなプランニングとなるよう、階段を中央に納め取り囲むように諸室を配置し、極力コンパクトな導線でつないでいる。ディテールは、木製の格子窓やアーチ、モール、ケーシングなどの装飾も新しくデザインした。ガラスの手摺にはW.M ヴォーリズ設計の旧マッケンジー邸(1940)の手摺のシルエットをプリントし、この家の由来を重ね合わせるなど、既存のイメージを継承しつつも、空間やディテールに新しさを重ねることを主題としている。

DATA
計画地:目黒区/規模:木造2階建/延床面積:176m²
完成予定:2013.05


FG

 

住宅地に建つ、小中学生を対象とした学習塾の計画。
求められたプログラムは約30人の教室が二つと小さな事務スペース。建物は鉄骨の骨組みに合板と金属板による外皮を覆った簡単なしくみとし、内装も壁以外は極力仕上げを省略しローコスト化を図っている。
いくつもの窓を設けたファサードは、子供らが様々な目標を持ち、学習する場を街区に表すと共に、上下階の窓から階段を介して、垂直、水平の「風の道」による自然換気を行う計画となっている。

DATA
建設地:船橋市/規模:鉄骨造3階建
計画:2011.01


「木の家がつくる、
都市のこれからの風景」

 

平成22年度国土交通省
木材住宅市場活性化促進事業デザインコンぺ案

20m×20mの敷地を3分割し、それぞれの敷地に、木造在来工法かつ外装に木を使った3棟の住宅が創り出す風景が求められた。
3棟の建物がそれぞれ「光」と「風」と「緑」を享受し、庭の「四季」や、木の外装の経年変化による「時の経過」など、自然と時間の「奥行きのある風景」を創出した。

☆選外佳作
上光 英と共同制作
主催:国木会
掲載:新建築住宅特集3月号、産經新聞他
2011.03


並木通りの料亭

 

銀座で格式の高い日本料理を提供されている料亭の内装計画。
場所は銀座並木通りに面するビルの地下。クライアントからは、銀座にふさわしい伝統的な和風のインテリアを求められた。そこで伝統的という解釈を表層的な和風のインテリアにとどめず、土台、柱、梁からなる自立した木造のフレームを組上げ、プリミティブな日本建築に迫れないかと考えた。木造のフレームは金物工法により組上げられ、フレームの間に壁、天井、照明などを納め、真壁のインテリアとして空間を作り出す計画としている。
また、金物で組上げるこの工法は解体が可能であり、極端にいうと置換可能である。将来において、このスケルトンが再利用されることを、クライアントとの対話の中で共感して頂き想定している。

DATA
用途:日本料理店舗/計画地:東京都中央区銀座6丁目
計画面積:約115m²/完成予定:2011.02


「骨・皮・光」の家

 

佐野市旧市内に建つ木造住宅の計画。
建築を構成する要素を、構造体「骨組み」と屋根と外壁の「外皮」そして天窓と光庭からの「光」の三つの要素に分け構築している。
「骨組」は住居の骨格となり、天窓からの「光」は、空間や場所に序列をつくり「外皮」がそれら全体を包み込ことをイメージしている。内部空間は架構の間の吹抜けにより上下階をつなぎ、内部に解放感ある空間をつくる。
それらのしくみを視覚化することにより、暮らしの中に建築の原理や本質、経年の変化を感じ取る事ができ、結果的に「歳月」を超える力強い建築につながると考えている。

DATA
計画地:佐野市/規模:木造2階建
完成予定:2010.09


新松戸F.H

 

築30数年のマンションのリフォーム。
限られた工事費の大半はキッチンやバス、トイレなどの水廻り設備の更新に充てられ、若干の残る予算でリビングの拡幅と最低限の内装の刷新を行う。インテリアはまず、白ペンキやクロスにより、生活の痕跡をbleach(漂白)し、躯体の骨格や差し込む光など既存のポテンシャルを際立たせ、仕上材にはこのマンションが建設された時代をイメージする色彩を施すことにより、この住戸に流れる時間の「継続と更新」を表出させている。

DATA
所在地:松戸市/規模:RC造1階部/床面積79m²
完成:2010.03


柏ハウス

(設計監修)

 

柏市内の住宅街に建設されたセカンドハウス。
クライアントの趣きに応じたスタイルと素材を基本に深みのあるしっとりとした空間の創出を目指した。
建物は切妻のシンプルな木架構のスケルトンを基本とし、北側に広がる深い公共林を背景に空間の「開閉」と「明暗」、仕上げ材の色彩の「濃淡」など各所にcontrast(対比)を意図することにより、空間に奥行きがでるよう計画している。
内外装共に左官仕上げ、腰・床材の田下石や木製サッシの質感と簡素化したディテールが建物に素朴な印象を与え、あらためて素材の風合いや現場での手仕事の重要性を再認識した。

DATA建設地:柏市/規模:木造平屋建て/敷地面積:462.95m²延べ床面積:170.14m²/完成:2009.09


花見川のクリニック

(コンバージョン・増改築)

 

築20年の事務所ビルを、脳外科を中心とする先端医療のクリニックへのコンバージョン。
既存建物の資料が充分でないことから、躯体の変更はせず現況の建物のポテンシャルを最大限活かしながら、求められる患者のプライバシーやバリアフリーに配慮した改築の計画をおこなった。
MRIを設置する増築部(検査棟)については、既存建物の存在とは別に、脳をモチーフにした灰白質(色)とし、街区に対しPRを兼ね自立した存在となっている。
この計画を通して、既存建物が直面する現行の建築基準法との不整合や解体や修繕に掛かる時間やコストのバランスなど、コンバージョンが抱える問題を実感した。

DATA
建設地:千葉市花見川区/規模:鉄骨造2階建て
敷地面積:343.57m²/延べ床面積:310.49m²/完成:2009.09


M保育園

(指名設計コンペ案)

 

0歳から5歳までの幼児45人を預かるための保育園の計画。
敷地は広大な畑の中にある。木造(SE工法)のフラットな架構の隙間に不規則に設けられたトップライトがつくり出す、多様に変化する光に満ちた木漏れ日のような空間をイメージした。計150m²の保育室は可動式家具や可動間仕切り壁によって必要に応じてスペースがつくられるオープンな空間としている。ローコスト化とデザイン性の両立を図るため、シンプルな架構や折板屋根、トップライトなど、規格化されたパーツを組み合せつつ、幼児を受け入れるあたたかい空間の具現化を意図した。

DATA
計画地:千葉市/規模:木造平屋建て/敷地面積:約3400m²
延べ床面積:420m²/大内真澄と協同/計画:2009.11


ST

 

松戸郊外の2階建て、テナントビルの計画。
求められたのは、徹底したローコスト化と均質性そして工期の短縮。建物は、ゲートと称する半外部のエリアに階段とEVを設置したシンプルなものとし、鉄骨の経済スパンからなるラーメン構造にALCと折版屋根で外皮を構成している。さらには建物を構成する要素を極力少なくし、躯体のもつグリッドな架構の均質性/匿名性/ニュートラルな特質を一部に垣間見せることにより、それらが建物のアイデンティティーとなることを意図している。

DATA
計画地:松戸市/規模:鉄骨造2階建/完成予定:未定


HTB

 

住宅地に建つ診療所の計画
敷地は住宅地に囲まれており、前面の道路はJR線に面している。
建物は、2階の診療スペースをほぼ建ぺい率いっぱいに確保し、1階は駐車場と風除室、3階にはスタッフのスペースを配置し、全体を片流れの勾配屋根によりボリュームを形造っている。
屋根形状によりできた小屋裏となる三角形のスペースは、吹抜けや屋上テラスとなり機能優先の建物にゆとりを与えている。
2階の待合い室は前面の道路側に配置し、大きな開口を設け、前を走るJR線とその向こうに見える公園の緑など敷地固有の風景と結びつけることにより来院者に対し、風景がこの施設の特徴となることを意図している。

DATA
計画地:松戸市/規模:鉄骨造3階建
設計期間:2007.8〜2007.11/完成:2008.10


森の幾何学の家

 

林の中の傾斜地に建つ山荘の計画。
視覚的に広がる広大な森の中にも、敷地境界線や壁面後退などの人為的なルールが存在し、そこに幾何学が発生する。
五角形のリビングが特徴的なVillaと、一体化するリビングとテラスが特徴的なFlat。地形や自然環境に融合するセカンドハウス。

DATA
計画地:北軽井沢/計画:2006.09
規模:RC+木造/着工予定:未定